診察室から 息子の成長に癒やされて
1年間の育休を経て、4月に仕事復帰しました。復帰からはや数カ月。育休中はのんびりした時間を過ごしていましたが、復帰後は時間が経つのがあっという間で、仕事、家事、子育てと時間に追われる毎日です。しかし、想像していたよりも、仕事とプライベートにメリハリがあり、とても充実しています。そう思うのも、職場が子育て中でも働きやすい環境であることや、いっしょに働くスタッフの理解や協力があってのことだと、ありがたく思っています。
夫の協力も必須です! 出産直後は、夫も何を手伝えばいいかわからなかったようですが、最近は、可能な限りがんばっていろいろな家事を手伝ってくれます。1歳になる息子に対するかわいさも増しているようで、感情をあまり表に出さない夫が、息子と遊ぶときは、いつもよりはしゃぎ、それにこたえるように息子も大喜びで大笑いし、夫もうれしそうです。
息子は、保育園に行き始めた当初、泣いて私から離れなかったのですが、いつの間にか保育園生活に慣れ、泣かなくなりました。自分から保育室へ歩いて向かい、保育園の先生たちと目が合うとにっこり笑顔を見せ、先生たちに「かわいい」と言ってもらい、ご機嫌です。保育園では、自宅ではなかなか経験させてあげられないたくさんの遊びを経験でき、同じクラスの子どもたちや、少し年上のお兄ちゃん、お姉ちゃんとも触れ合う機会があります。その中でいろんなことを学ぶ機会があるんだなぁ、と想像すると、子育てする上で大変心強いです。
毎日の生活は、充実しているとはいえ、時には疲れがたまり、投げ出しそうになることもあります。しかし、子どもが日々成長したくましくなっていく姿に、親としてうれしく、癒やされます。数年後には、親といっしょに出かけるのも嫌がるようになるんかなぁ、とか、すごく先のことを考え、寂しさを感じることもありますが、親として、子どもの成長をどっしりとした気持ちで見守っていきたいと思っています。
(大西綾花、香川・高松平和病院)
(民医連新聞 第1698号 2019年8月19日)
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