民主的管理運営学ぶ 第1回医科法人専務研修交流会
5月11~12日、東京で第1回医科法人専務研修交流会が開催され、37県連から80法人の専務理事らが参加しました。全日本民医連として、専務理事のみを対象とする研修交流会は初めての試みとなりました。
1日目は2つの講演を行いました。全日本民医連副会長の増田剛さんは「医師課題と経営トップの役割について」をテーマに、医師幹部にとって、向きあい、ともに歩む事務幹部の存在は何物にも代えがたい大切なものであり、パッションと笑顔が大切だと専務へのエールが送られました。
千葉勤労者福祉会理事長の八田英之さんは、民主的管理運営と関連し、民主主義の本質は議論と対話を通じてより進んだ共通の認識に到達するプロセスである、と強調しました。
また「私の専務論」をテーマに、東京・健和会、高知医療生協、福島・郡山医療生協の各専務理事が指定報告をしました。
2日目は、経営や後継者育成、法人運営のありかたなどをテーマに分散会を行い、各地のとりくみや専務理事の抱える悩みなどを交流しました。
参加者からは、「大変有意義だった」「定例化してほしい」などの声や、医師課題などテーマを絞って議論する場、専務同士のネットワークや交流の機会を求める要望が出されました。
(全日本民医連経営部 是枝清一)
(民医連新聞 第1693号 2019年6月3日)