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民医連新聞

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“健康は自己責任”はおかしい! 京都民医連出身 倉林明子参院議員にも要請・懇談

 京都民医連は参議院選挙を見据えて、京都の参議院議員、自由民主党・西田昌司さん、二之湯智さん、立憲民主党・福山哲郎さん、日本共産党・倉林明子さんに請願要請を行いました。西田さん、二之湯さん、福山さんは秘書が対応してくれ、議員に署名を届けるとともに、現場の声を伝えました。
 倉林さんは元京都民医連の看護師で、議員事務室に招き入れてもらい、一人ひとりが現場の声を届けました。貧困の世帯や在日2世の患者が多い地域では、「薬を減らして」「安い薬に変えて」という声が窓口で聞かれ、無料低額診療事業をすすめています。しかし、頼りたくないと拒否する人もいます。生活保護の基準が下がり、今年から利用できなくなった患者もいました。そこで「医療にかかりやすい国にしてください」と現場の声を伝えました。倉林さんは「せや、せや。健康が自己責任になっているのはおかしい」と共感し、京都の医療・介護について話し合いました。
 京都市は介護保険の認定・給付の業務を民間委託する方針を出し、業務にかかわる130人全員の解雇を提案しました。倉林さんは「財源ありきの政治で、すべて民間丸投げ。雇用責任も放棄され、介護認定に時間も要する。撤回させなければならない」と語りました。最後に「9条と25条を忠実に実現させる政治をめざす」と選挙の意気込みを語りました。
 初めて要請行動に参加した職員が「こんなにフランクに来られるんやなと思った」と話すと、倉林さんは「ここは税金で建てられた場所だから、みなさんも活用して」と笑顔で答えていました。

(民医連新聞 第1693号 2019年6月3日)