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民医連新聞

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社会的背景考え支援を 新入医師統一オリテに161人

 4月11~12日、全日本民医連は東京で新入医師オリエンテーションを開催し、4月から初期臨床研修を開始した161人の研修医が参加しました。
 最初に飯島研史医師(群馬・利根中央病院)と落合甲太医師(大阪・西淀病院)によるワークショップで、これまでの自分の人生を振り返りSGDで交流してから1カ月後と、2年後の初期研修終了時の目標づくりを行いました。
 先輩医師の漆畑宗介医師(東京・王子生協病院)と横山加奈子医師(山梨・甲府共立病院)と川上翔平医師(鹿児島生協病院)が経験報告を行いました。文化企画では歌手のナターシャ・グジーさんの感動的な演奏を聴きました。
 2日目の記念講演では順天堂大学の武田裕子教授が「初期研修で獲得するSDH(健康の社会的決定要因)の視点」をテーマに講演。患者の身体的な治療だけではなく社会的背景を考え支援できる医師になってほしい、と語りました。谷本浩二医師(愛媛・新居浜協立病院)からは、今後の診療の参考となるミニレクチャーがありました。
 最後に1年後の自分への手紙を作成し、よりよい医師となる決意を固めました。

(全日本民医連医師部 高橋透)

(民医連新聞 第1691号 2019年5月6日)