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民医連新聞

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ごはん食べてる? かむかむクッキング/あさか虹の歯科 ~おいしく、楽しく、「食」のヘルスプロモーション(4)~

 医療生協さいたまがHPH活動の一環としてとりくむ健康づくり。お口と生活の健康を守る、あさか虹の歯科は「みんなで食べると楽しくおいしいこと」「身近な材料で料理をつくる楽しさ」を目的にかむことの大切さを学ぶ『かむかむクッキング』を開催しています。

 第1回は成人女性、第2回は小学生を対象に実施し、第3回は成人男性を対象に、「男のかむかむうどん」をつくりました。メニューは「弾力のある2種のうどん(サラダうどん・肉汁うどん)」「季節のかきあげ」で、10人の男性が参加。料理をつくることは難しいことではないこと、他の参加者と交流し会話をすることの重要性を知り、活動の輪を広げてほしいという思いで、成人男性を対象としました。
 うどん生地を寝かせている間に、歯科医師がかむことについての学習会を、歯科衛生士が口腔嚥下体操を行い、楽しく食べるための準備をしました。口腔嚥下体操では、食べるための準備体操がなぜ必要なのかを知ってもらい、座学だけではなく体を動かす学習も取り入れています。体操の最後は左手を腰に、右手を元気よく振って「えいえいおー!」と声をあげ、締めくくりました。大きな声で元気よくかけ声をかけることが口腔体操になります。楽しそうに何度も行ってくれました。
 麺棒を持参するほど料理への興味が深い人がいた一方、初めて料理をした参加者も多く「かむことの必要性を感じた」「健康に対する日ごろの生活を見直すキッカケになった」「地域との交流はなかなかないので、交流は大事だと思った」との感想がありました。
 今後もあさか虹の歯科では、みなさんがかむことの大切さを知り、つくることから食べることまでの流れを体験してもらい、その中で地域の人たちとの交流の場が持てるよう、お手伝いをしていきたいと思います。

 (富岡幸代・内山綾乃、歯科衛生士)

 うどんのつくり方(1人前)
(1)塩(5g)と水(常温85~120cc)をコップに入れ、塩水をつくる
(2)ボウルに中力粉(200g)を入れ、(1)を少しずつ入れながら混ぜ、まとまってきたら手のひらで押すように10分こねる
(3)生地をひとまとめにし、ビニール袋へ入れて常温(室温)で20分寝かせる
(4)まな板(牛乳パックを開いたもの)に打粉を広げ、寝かした生地に打粉(中力粉適量)をまぶしながら薄く伸ばす
(5)生地をジャバラ状に折りたたみ、包丁で5ミリ程度の細さに切り、10分ゆでる
(6)好みの具材、薬味と盛りつける

(民医連新聞 第1691号 2019年5月6日)