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民医連新聞

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薬害根絶と被害者救済を 民医連交流集会に126人

 八月二四日、薬害根絶デー民医連交流集会が開催され、学生二七人を含む一二六人が参加。今年は薬害オンブズパースン会議副代表で、「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」理事長の別府宏圀医師を講師に、「HPVワクチン薬害に関する考察」と題して学習講演がありました。
 HPVワクチンと他の通常ワクチンとの違い、副作用(有害作用)も多様で、特に承認前の臨床試験では、小児・老年者・病弱者は対象から外されており、本当に重要な有害症状をとらえられるのは市販後調査になってしまうことなど、ビッグデータに惑わされず個別患者の体験〝Narrative〟を重視しようと呼びかけました。この間参加者が増えて、今年は昨年をさらに上回る参加となり、薬学生や初参加の看護学生も参加し、学びを深めました。
 集会終了後、全国薬害被害者団体連絡協議会が、薬害の根絶と被害者救済を願い、今年一九回目となる「碑の前の誓い」と厚生労働省交渉・文部科学省交渉・薬害被害者からのリレートークなど一連の行動を行いました。
 また前日の二三日には、第一九回薬害根絶デー前日集会も開催され、一四○人が参加しました。
(全日本民医連職員育成部・野口昭彦)

(民医連新聞 第1675号 2018年9月3日)