西日本豪雨の対応について 全国の連帯の力で生活再建を 全日本民医連
西日本豪雨では一一府県(福岡、佐賀、長崎、愛媛、高知、広島、岡山、鳥取、兵庫、京都、岐阜)に大雨特別警報が出され、死者一六九人、不明八〇人(七月一一日現在)となっています。被害は拡大の様相で、一九七二年以来の大規模水害です。
現段階で被害の全容はまだ把握できていませんが、(1)各府県の広域で被害が出ていること、(2)住宅の被害が広がり、避難所、仮設住宅での生活が長期化するとともに医療ニーズだけでなく、生活支援の需要が広がり、長期間の支援も考えられること、が明らかです。
被害が大きな県連では災害対策本部を確立し、職員・共同組織の安否確認、事業所の被害状況の集約、地方議員などと連携し情報の共有、自治体へ支援の申し入れを始めています。全国への義援金の募集も決定しました。中国・四国については、全日本民医連から役員を派遣し、地協内と全国支援の協議をすすめています。全国の連帯の力で、助かった全てのいのちと被災者の生活再建のため奮闘しましょう。
(民医連新聞 第1672号 2018年7月16日)