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民医連新聞

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診察室から 今年も走ります!

 きっかけは、徐々に気になり始めた体力低下と、二〇代の頃に比べると○kg増えた体重でした。このままではまずい、とスポーツジム通いを始めたのが八年ほど前。当初は、週に数回マシンで筋トレをしたり、ゆっくりジョギングをしたり、一人で淡々と運動して、なんとなく満足していました。
 せっかく走るなら大会に出てみようと思い立ち、まずは地元の五kmの大会にエントリーしました。土砂降りの雨の中、スタート地点で、偶然大学時代の同級生に遭遇。一緒にスタート。わけもわからずについていくと、自分の能力を大幅に超えるハイペース、友人には先に行って! と伝え、フラフラになりつつ何とかゴールまでたどり着いたのでした。
 練習しないとダメだと反省していたところ、同じスポーツジムでマラソンや遠泳、バイク、トライアスロンなどをがんばっているチームのメンバーから練習に誘われました。そこから少しずつランの練習を続け、一〇km、次はハーフマラソン、数年かけてついにフルマラソンにたどり着きました。
 初めてのフルマラソンの目標は、途中の関門を乗り越えて、制限時間内にゴールすること。本番数週間前に風邪をひき、練習では最高二五kmしか走っていない状態での参加でした。先輩ランナーたちの、「練習で半分の距離を走れれば、大会では走れる」という言葉だけを頼りに、何とか制限時間内にゴールできたのでした。
 チームの仲間たちは、とてもハイレベルですが、亀さんランナーの私にも優しく、練習会や大会、チームでのリレーマラソン参加、年に数回の飲み会などなど、楽しく参加させてもらっています。
 フルマラソンにはこれまで三回出場し、少しずつタイムを短縮しています。今年のフルマラソンのエントリー時期が近づいています。「もう少し本気で練習をがんばれば、まだ速くなりそう…」という仲間の言葉を信じ、故障しない身体作りのため、筋トレなども取り入れつつ、これからもランニングを楽しんでいければと思います。
(久保尚美、宮崎生協病院)

(民医連新聞 第1672号 2018年7月16日)