六月三日、東京で若者憲法集会が開かれ、メーン集会には一一〇〇人、新宿で行ったデモには二〇〇〇人が集いました。
　集会に先立ち、都内八会場で分科会も行われ、「戦争のリアルから見る憲法九条」「若者にも生きた労働法を」「高校生分科会」など学びや交流の場になりました。
　上野公園野外ステージで行われたメーン集会では、九条の会事務局長で東京大学教授の小森陽一さんが学生とトークセッション。全国各地から参加した若者が、憲法への思いや憲法を守るとりくみについて、リレートークも。リレートークには、神奈川・横浜勤労者福祉会の畑野哲明さんも参加。神奈川民医連の平和学校で訪れた沖縄で戦争を感じた体験や、事業所でとりくむ安倍九条改憲ＮＯ！　三〇〇〇万人署名について発言。
　今回初めて参加したという畑野さんに聞きました。「若い人のエネルギーを感じます。政治や社会を変えようという人がこんなにたくさんいることにびっくりした。地域でがんばっているのは高齢者ですが、そこに若い人も巻き込んでいくヒントをもらえました。三〇〇〇万人署名でも、若い人に訴えるのは苦労しています。でも、相手を否定せず共通点を探す、議論ではなく話を聞き出すことを大切にしています」。

（民医連新聞　第1670号　2018年6月18日）