核廃絶の願いのせ、60年目の平和行進がスタート
二〇一八年原水爆禁止国民平和大行進が五月六日、被爆地の広島と長崎をめざしてスタートしました。東京・夢の島の第五福竜丸展示館前では東京―広島コースの出発集会が行われ、八〇〇人が参加。一九五八年に始まった平和行進は今年で六〇周年を迎えます。集会では、新劇人会議の有志が、平和行進の歴史を紡いだリーディング「歩く」を披露しました。
日本原水協の高草木博代表理事があいさつ。各団体のあいさつとメッセージ紹介につづき、国際青年リレー行進者のパトリシア・アンへレスさん(フィリピン)が決意表明をしました。東京の被爆者団体・東友会執行理事の家島昌志さんは、被爆者が高齢化する中で、一刻も早く核兵器廃絶を実現したいとの思いを語りました。
平和行進は、広島と長崎に向けて全ての都道府県を通ります。(全日本民医連常駐理事 宮澤洋子)
(民医連新聞 第1668号 2018年5月21日)