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民医連新聞

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第38回医学生のつどい 沖縄をみつめ人権を考える

 三月二三~二五日、第三八回医学生のつどい(民医連の医療と研修を考える医学生のつどい)の集大成となるFinal Quarterを沖縄県で開催しました。今回は米軍基地問題を通した「人権」をテーマとしました。医学生一六〇人、職員あわせ全体で三六二人が参加し、会場は熱気に包まれていました。
 企画では学習講演とフィールドワークを通して、沖縄の歴史的事実を踏まえながら、沖縄を取り巻く社会情勢とそれによる住民生活への影響を学びました。沖縄では、現在も基地があるために多くの問題が起こり、そこに暮らす人々が「その人らしく生きる権利」を侵害されています。現状を知り、命を守る医療者として医学的アプローチだけでなく社会へ働きかけることの重要性や、人権という視点を持ち行動することの大切さについて考えることができました。
 医学生のつどいは年四回開催され、医学生が民医連の医療と研修について、また今の医療情勢や患者をとりまく社会問題について学び、医療者としてのあり方と、自分自身の医師像について議論し深めていく場となっています。
 二〇一八年四月からは新たに第三九回医学生のつどいが開始します。今後も医学生と共によりよい社会をつくるため、民医連綱領やその実践、そして社会情勢について継続した学びを行っていきます。
(全日本民医連医師部、久志鈴里)

(民医連新聞 第1666号 2018年4月16日)