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民医連新聞

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鳥取県中部地震 支援者らと地域歩き声きく

 一〇月二一日に発生した鳥取県中部地震(最大震度六)。鳥取民医連・鳥取医療生協は同月二九~三〇日、中国・四国や近畿地協からの支援も受け、揺れや被害の大きかった地域の組合員さんの大規模訪問を行いました。(木下直子記者)

 倉吉市の鳥取医療生協倉吉会館を拠点に、二日間で現地職員・組合員一〇五人と七府県四九人の支援者、計一五四人が活動。二日間で三〇隊が五一四人を訪問し三五九軒で対話。並行して支部役員さんたちが行った電話かけとあわせ四四四件の安否確認ができました。高齢世帯の片付けボランティアや、地域を歩く中で自治体が公表していない避難所に遭遇、一人で現場を管理していた住民から支援を要請される一幕も。
 被害の大きかった倉吉市や東伯地域には鳥取民医連の病院・診療所がありませんが、発災直後から組合員の安否確認や、行政と連携した避難所回りなどを開始しています。その中で、住居の確保が必要な人、避難の健康リスク、ストレスの影響など、課題も浮上。「幸運にも人的被害は大きくなかったが、避難生活による震災関連死を出さない。声をまとめ必要な支援を自治体に要求もしよう」と、奮闘が続いています。

(民医連新聞 第1631号 2016年11月7日)