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民医連新聞

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沖縄 6・5万人で県民大会 ―被害女性悼み 海兵隊撤退求める

 【沖縄発】六月一九日、「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」が、那覇市で開かれ、六万五〇〇〇人が参加、「怒りは限界を超えた」「海兵隊は撤退を」とのメッセージボードを掲げました。主催は沖縄民医連も参加する「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」。また沖縄民医連からは、救護班や要員含め五〇〇人以上が参加し、ささえました。
 集会には、被害女性の父親もメッセージを寄せました。「次の被害者を出さないためにも全基地撤去」「辺野古新基地に反対」「県民がひとつになれば可能だと思っています」という内容です。
 翁長雄志知事は、「守ってあげられず、ごめんなさい」と被害女性に花をたむけたことを語り、「政治のしくみを変えることができず、知事として痛恨の極み、申し訳ない」と述べました。そして、地位協定の抜本的な見直し、海兵隊の撤退・削減を含む基地の整理縮小、辺野古新基地建設阻止にとりくむ、と表明しました。
 なおこの場には自民党と公明党は「追悼に絞るべき」などと理由をつけて参加しませんでした。この態度は遺族の願いとも、県民の世論ともかけ離れたもので、「どんな圧力や妨害があろうと、基地あるが故の米兵犯罪根絶へ沖縄はすすむ」と、確信が深まりました。(高崎大史、県連事務局)

 同日、国会前でも沖縄に連帯した行動が一万人で行われました。

(民医連新聞 第1623号 2016年7月4日)

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