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民医連新聞

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いのちまもる10・22国民集会 “戦争より社会保障だ!”

 「憲法いかし、いのちまもる10・22国民集会」が一〇月二二日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、約三五〇〇人が集まりました。全日本民医連など一一団体による実行委員会の主催。
 医労連の中野千香子委員長が主催者あいさつ。呼びかけ人で「医師増やせ」の運動の先頭に立つ本田宏さん(医師)が「真の民主主義を獲得するために、明るくやろう」とあいさつ。千葉・花の谷クリニックの伊藤真美院長は「増やすべきは軍事費ではなく、暮らしと命を守る社会保障費。命を守る者として、声をあげよう」と呼びかけました。
 精神科医で立教大学教授の香山リカさんも登壇。「命と暮らしを守るために声をあげることは、医療・介護で働く私たちには当然のこと。このたたかいで必ず勝てると確信しています」と連帯のあいさつをしました。
 五人がリレートーク。沖縄民医連の上地大さんは「新基地建設を許したら、沖縄の苦しみは続いてしまう。基地を許さず、戦争しない日本を守ろう」と訴え。東京民医連介護職員部会の漆原沙織さんは介護保険改悪後の実態を紹介し、「利用者にも介護者にもいいことはない」と告発しました。筋痛性脳脊髄炎の会、全国保険医団体連合会、医労連からも発言しました。
 山梨・甲府訪問看護ステーションすずかけの佐竹玲子さんは、「困難を抱える人は増えているのに、制度は使いづらく、追いついていないのが実態です。あらためて、憲法のもとで国民の命と暮らしを守るのが、私たちの仕事なんだと感じました」と話していました。

(民医連新聞 第1607号 2015年11月2日)