全日本民医連 平和活動交流集会ひらく 戦後70年の節目、広島で
六月二六~二八日、全日本民医連は広島市内で平和活動交流集会を行いました。二二県連から六一人が参加しました。平和活動に関わる職員やこれからを担う職員を対象に、全国の平和と憲法を守るとりくみや核兵器廃絶のとりくみなどを交流する集会は今回で一〇回目になります。
また今回は戦後七〇年の節目でもあります。医療・福祉に携わる職員が何をすべきかを学び合い、各地で活かそう、という目標もかかげました。
初日は、沖縄出身で戦場カメラマンとして活動し、帰国後も沖縄の記録を続けている石川文洋さんの講演を聴きました。参加者たちは、石川さんがベトナム戦争で撮った生々しい写真に息をのみ、沖縄の写真からは新基地建設に反対する人たちの運動の力強さを感じました。
二日目は広島民医連の職員のガイドで原爆ドームなど被爆の碑めぐりをし、平和記念資料館を見学しました。また、入市被爆者であり、広島県被団協で相談員もしている波田保子さんから、被爆体験を聞きました。「戦後七〇年経っても私たちの苦しみは続いている、元の体には戻らない」という波田さんの言葉が印象的でした。
三日目は全国でのとりくみを交流。指定報告でピーチャリ(自転車平和リレー)や、各地で開催している平和学校などの報告が行われました。
(鈴木貴博、全日本民医連事務局)
(民医連新聞 第1600号 2015年7月20日)