憲法なう(34) 表現の自由と特定秘密保護法その1
【特定秘密保護法って、どんな法律?】
特定秘密保護法は、政府の有する重要な情報の漏えいを防ぐことを目的とし、「防衛」「外交」「特定有害活動の防止」「テロリズムの防止」の四分野について、指定された「特定秘密」を漏えいした場合には処罰することを定めた法律です。
これだけをみると、スパイ活動やテロなどを防止するための法律であって、私たち一般の市民には関係のない法律であるように思えます。ところが、実はこの法律によって、私たちの自由な表現活動が制限を受けたり、自分がとった行動で思いもよらない罪に問われてしまったりするおそれがあるのです。それがどういうことかについて、「憲法なう」では今回を含め、三回に分けてお話ししたいと思います。
明日の自由を守る若手弁護士の会
(民医連新聞 第1594号 2015年4月20日)
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