2015年４～５月に開かれるＮＰＴ（核不拡散条約）再検討会議に向け、「核兵器全面禁止のアピール」署名を300万筆集めようと全日本民医連は呼びかけました。50筆の署名を集めた「ピースチャレンジャー」の思いをききます。署名集めは初体験だったという齊藤和幸さんはニューヨークにも行く予定です。

福岡・米の山病院、リハビリテーション科　理学療法士
齊藤和幸さん

　2015年ＮＰＴ再検討会議に向けて親仁会平和アクションプラン推進委員会では、「核兵器全面禁止のアピール署名」にとりくみました。委員会で、どのように署名を集めるか？　など論議しました。
　今年１月、大牟田駅前で署名集めを行いました。街頭に立ったものの、署名初体験の私は、「変な人に思われるんじゃないか？」「それに寒い！」と道行く人にどう声をかけて良いのかわからず、とまどってしまいました。そんな中、ＮＰＴ再検討会議に参加したことのある先輩が、さらっと通行人に声をかけ署名もとっていたのです。知り合いでない人も協力してくれることに驚きました。これに勇気づけられ、結果、その日は１時間で70筆近い署名を集めました。

■核兵器問題に無関係な人はいない

　核兵器の問題は人類の問題です。しかも、日本は唯一の被爆国。署名に協力してくれた人々は勇気をもって核兵器全面禁止に賛成してくれたのだと思います。帰路につく人、急いでいる人、足を止めて署名に協力してくれました。とりくみを通して、核兵器の問題に無関係な人はいないんだと実感しました。
　参加するＮＰＴ再検討会議では、みなさんから協力してもらった署名がどのように活かされていくのかを学びたいです。

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 　３月10日、国連に提出する「核兵器全面禁止のアピール」署名の「送り出し集会」を東京都内で開きました。この時点で全国から集まった署名は426万4616筆です。ひきつづきとりくみ参加者に託しましょう。

（民医連新聞　第1593号　2015年4月6日）