被災地の窓【岩手・宮城・福島、広島】 「被災者の声を聴け!」国会で総行動
2月13日、岩手・宮城・福島の被災3県と、土砂災害にみまわれた広島県から被災者が国会に集まり、「被災者の声を聴け! 国会総行動」(主催・実行委員会)が行われました。
衆議院議員会館前に400人が集まり、農民がかつて、一揆の時に掲げたという「小○(こまる)」の旗を立て、各県の代表が発言。15万筆の請願署名を持ってきた岩手からは、復興住宅の整備が遅れ障害者や高齢者の仮設暮らしが限界にきていることが報告されました。宮城からはあすと長町仮設(仙台市)の自治会長・飯塚正広さんが「毎日のように救急車が来る。受診を控え体調を崩す被災者が多い」と報告。
福島・双葉町の工場経営者は「いまも工場敷地の放射能は4~5マイクロシーベルトあるが、必ず双葉で事業を再開したい。加害者の東京電力と政府が、営業損害賠償を来年2月で打ち切ろうとするとは許せない」と怒りました。
国会前集会の後、参加者らは議員要請や省庁交渉を行いました。
(民医連新聞 第1591号 2015年3月2日)
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