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民医連新聞

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川内原発、再稼働許さない 地元(鹿児島)で、国会前で世論無視の強行に抗議

 原発輸出をすすめる安倍政権のもと、全国で最初に川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働がもくろまれています。一一月七日の県議会で再稼 働賛成の陳情が採択され、県知事が同意を表明。緊迫した情勢の中、全日本民医連が事務局の「原発をなくす全国連絡会」が同日、都内で再稼働を許さない緊急 国会請願行動にとりくみました。
 行動には二〇〇人が参加。首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんらのあいさつに続き、地元から全日本民医連の馬渡(まわたり)耕史副会長(鹿児島 医療生協理事長)が駆けつけ、「たたかいは今から。全国とともに再稼働反対の運動を続ける」と決意表明。日比谷公園から国会に向けデモ行進し、議員面会所 で、衆参両院の日本共産党議員とともに「再稼働許すな」とシュプレヒコールしました。
 今回、再稼働に必要な地元同意の範囲は、立地自治体と県に限定され、原発周辺の住民の意見は無視されました。他の原発でも同様の手法で再稼働の手続きをすすめる恐れがあります。
 行動に参加した鹿児島生協病院の樋之口(てのくち)洋一医師は「再稼働ありきの出来レースで、こんな茶番劇は許せない。地元の怒りを全国に伝えたい」と 話しました。この日は鹿児島県庁前での座り込みや、全国各地で金曜行動に合わせた集会やデモがありました。

(民医連新聞 第1584号 2014年11月17日)