原水爆禁止世界大会 民医連参加者交流集会 in広島 核兵器廃絶、一歩一歩積み重ね
アメリカの原爆投下から六九年の今年、原水爆禁止二〇一四年世界大会が八月四~六日、広島で開催されました。七〇〇〇人の参加者 中、民医連は約一二〇〇人。八月五日夜、世界大会に参加した民医連職員・共同組織の交流集会を行いました。全日本民医連反核平和委員・上原万里さん(岡 山・林病院、事務)の報告です。
全国の民医連参加者、四人の韓国代表団や来賓を含む約三八〇人が会場いっぱいに集い、熱気があふれました。
開会あいさつの後、現地企画として広島民医連が初めて行った「Pチャリ」(自転車平和リレー)の映像が上映されました。走破した六〇キロのコースを笑顔 で走る参加者の様子や、多くの方の応援も紹介され、苦労と達成感が伝わる報告に元気をもらいました。
韓国の代表は多くの犠牲者を出したセウォル号事故に触れ、「企業の利益を優先した結果の事故であり、真相究明や再発防止を求めていく。お金よりいのちが 大切。国民の健康のためにたたかわなければいけない」と発言。
つづいて参加者たちが原水禁世界大会の感想や地元でのとりくみをリレートーク。「医療生協で、原発の作業員や電力会社の労働者の人たちにビラなどを配っ ている。広島で学び、帰ってから被ばく問題について行動していきたい」(福島)、「小さな県連だけど、6・9行動を一歩一歩積み重ねてがんばりたい」(栃 木)、「世界大会に初めて参加して、民医連の活動に確信が持てた。これからも一つずつ確信を深めて、活動していきたい」(京都)など、医師をはじめさまざ まな職種、看護学生などが語りました。
第二部では、広島民医連の職員が参加する地元のバンド、グラシアスが歌と演奏を披露。親しみやすい曲調に会場はさらに盛り上がり、最後の曲「ヒロシマの 有る国で」では参加者も壇上に上がり一緒に歌って交流会を締めくくりました。
来年は被爆七〇年であり、またNPT再検討会議も開催されます。ここに集まった皆と共に、核兵器廃絶の学習と運動をさらに大きくしていきたいと思える場になりました。
(民医連新聞 第1579号 2014年9月1日)