国民平和大行進2014 スタート! “一緒に歩こう”海外青年も初のリレー行進
五月六日、「二〇一四年原水爆禁止国民平和大行進」(主催・同実行委員会)が東京・夢の島からスタート、八〇〇人が参加しました。
国民平和大行進は一九五八年から始まり、被爆地の広島・長崎をめざして毎年行われています。全国で約一〇万人が参加する行事になっています。
第五福竜丸展示館前で開かれた出発集会では、今年初めてとりくまれる「国際青年リレー行進」の一番手として、フィリピンの歯科医師マギティング・ファブ ロスさん(33)がスピーチしました(写真)。東京~神奈川間を一緒に歩きます。
ファブロスさんは「フィリピンでは一九九二年に米軍基地を撤去させることに成功しましたが、現在再び基地が作られようとしています。日本が現在、原発の 再稼働を許していないのは、国民の運動が盛んであり、発達している証拠です。この事実は、フィリピンにとって大きな励ましです。核兵器や原発のない世界を 共にめざしましょう」と呼びかけました。
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午後一時にスタートした平和行進は約五時間かけて東京都港区芝公園へ。「一緒に歩こうよ」と道行く人に手を振り、声をかけながら行進しました。マンショ ンの住民から仕事中の作業員、グラウンドでサッカーの練習をする少年たちまで、笑顔で手を振りかえしていました。行進は、八月に開かれる原水爆禁止世界大 会にむけて、各地をつないでいきます。
(田口大喜記者)
(民医連新聞 第1572号 2014年5月19日)