総会方針学習月間始まる 実践と合わせ、学び語ろう 岸本事務局長が報告し講師養成講座
全日本民医連は、二〇一四年三~六月を第四一回総会方針の学習月間としています。三月二〇日、東京都内で方針学習講師養成講座を開催。三一県連から一四三人が参加しました。
冒頭、全日本民医連の伴香葉事務局次長が「安倍政権が日本を変えようとしている中、民医連の活動が注目されている」と挨拶。岸本啓介事務局長が方針について講演しました。
岸本事務局長ははじめに、総会で来賓挨拶をした長野・佐久総合病院の伊澤敏院長の「同じ思いを共有する皆さんと連携したい」との言葉を紹介。三つの総会 スローガンを「総会方針のポイントがすべて入っている」として、民医連とは何か、今の情勢をどう見るか、今後二年間の活動の重点、について講演しました。
岸本事務局長は、安倍政権の特徴を「改憲」「構造改革」「歴史逆行」と指摘。「今たたかわなければ、戦争する国、お金で命に格差がつけられる社会にな る」と警鐘を鳴らしました。この動きに抗し、民医連外の団体・個人ともつながり、活動する民医連の仲間を紹介。「人権としての医療・介護保障めざす提言」 は、民医連の活動・調査に基づく実態から、「国の責任を明確化し、権利としての社会保障を求める提言だ」と語りました。最後に、「自分たちの実践と重ね合 わせて方針を語ろう」と参加者を励ましました。
参加者からは、「民医連の力をどう結集させるかが課題」「民医連らしさの神髄が伝わるような学習にしたい」などの感想が出されました。
(民医連新聞 第1569号 2014年4月7日)