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民医連新聞

民医連新聞

私のお仕事 機関紙担当者

 多彩な職種が働く民医連事業所。それぞれが専門性ややりがいを語る連載。12回目は機関紙担当者です。

 機関紙担当者は、発行元の組織が関わるとりくみを取材し記事を書きます。また、依頼した原稿の編集や、紙面のレイアウトなども行います。今回は、3月末で民医連新聞編集部を「卒業」した矢作史考記者がお仕事を語ります。

 民医連新聞の発行目的は、医療と健康を守る運動を全国の職員や共同組織、患者に届けること。全国の事業所が行う医療と介護、社保活動、国会情勢、職員が学習できる企画も取材して掲載します。

紙面を見て運動が発展してくれたら嬉しい

 私がこの仕事で一番やりがいを感じたのは紙面への反響があった時でした。本紙新年号の「25条マン」の記事では、全国からたくさんの反響をいただ きました。その中には、「私も25条マンになりたい」というお便りも。自分が書いた記事で運動が盛り上がることほど嬉しいことはありません。
 また、読者から「知り合いの名前があると仲間のがんばりがわかり嬉しい」という投書もあります。民医連新聞を通して全国がつながっていることを実感します。同時に8万人以上の職員が読んでいるのだと実感し、責任感もわいてきます。

全国の民医連魂(SPRIT)に触れる仕事 ~編集後記として~

 私が全日本民医連への出向に伴い、民医連新聞編集部に配属されたのは3年前。介護職の肉体労働から、カメラとペンとパソコンに向かう仕事になり戸 惑いました。最初は写真のピントがぶれ、インタビューも小さい声でぼそぼそと話したりして、取材を受けた人にも心配をかけたのではないかと思います。声の 大きさは最後まで変わりませんでしたが、カメラの腕は上がり、編集部で一番(自称)のカメラマンになりました。
 全国を取材する中で民医連のすごさを発見しました。体制が厳しい中でも、若い職員たちが笑顔で活動しています。中でも釧路や京都の平和自転車リレー、兵 庫の障害者の口腔保健活動、全国青年ジャンボリーが印象に残りました。取材で出会った人とのつながりは大きな財産です。活動の苦労話も耳にします。しかし どんな苦労があっても活動を続けるのは、職員たちに熱い民医連魂があるからだと実感しました。
 最初は単なる機関紙の編集だと思っていましたが、職員の熱い思いに触れる感動は、他では体験できません。今後は民医連新聞の一読者に戻りますが、この経験を活かしたいと思います。(矢作史考)

(民医連新聞 第1569号 2014年4月7日)