基地建設反対 辺野古連帯行動30回に ~稲嶺進名護市長とも対面
全日本民医連は、沖縄・米軍普天間基地を名護市辺野古へ移設させる動きに反対し、二〇〇四年から地元の運動(座り込み抗議行動など)への支援・連帯行動を続けてきました。一〇月一一~一三日に三〇回目の行動を迎え、一八県連から五二人が参加しました。
今回初めて稲嶺進・名護市長が参加者全員と対面し、「みなさんが沖縄で見たことを地元で広め、仲間を増やし、日米による県内基地移設にとどめを刺そう」と訴えました。
市長就任後は基地交付金がカットされるなどの苦難もありましたが、住民と協力し、交付金なしで地元経済をささえるリーダーとして有名になりました。全日 本民医連の長瀬文雄事務局長もかけつけ、来年一月の市長選再選に期待し、激励しました。
辺野古の海岸での座り込み中、何台もの水陸両用戦車が砂浜を走っていました。この土地が奪われ、私たちの血税二三〇〇億円で滑走路がつくられようとして いること。米兵の犯罪やオスプレイの恐怖、沖縄が捨て石とされてきた歴史に、参加者たちは皆怒っていました。
民医連綱領には「戦争政策に反対し、平和と環境を守る」と掲げています。日本のどこにも基地は要らない! という声を、今後もあげ続けようと決意を新たにする三日間でした。
(中嶋香織、『民医連医療』編集部)
(民医連新聞 第1559号 2013年11月4日)