第3回評議員会を開催 方針などの議案を承認
全日本民医連は八月二五日、東京都内で第四〇期第三回評議員会を開きました。第二回評議員会からの半年間を振り返りつつ、四一回総会まで半年の方 針、次期役員選考基準、ならびに社会保障の全面改悪に対抗する、全日本民医連の提言(案)を確認することが会議の任務です。評議員八三人(予備含む)と理 事など約一五〇人が出席し、活発に討議しました。
全日本民医連理事会からの提起を受けて、方針と二〇一三年度上半期決算報告、理事選考基本方針の三つの議案を全員一致で承認しました。
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冒頭、藤末衛全日本民医連会長が、「人権としての医療・介護保障めざす民医連の提言(案)」について説明し、各県での討議を呼びかけました。
長瀬文雄事務局長が方針案について報告。四〇回総会方針が提起したSDH(健康の社会的決定《阻害》要因)の克服を据えた実践が始まっていることや、社 会保障改悪反対、脱原発、TPP問題での運動を幅広い人たちとつくってきた経験を紹介。また方針案提案後に行われた参議院選挙の結果をどう見るかについて ふれました。憲法改正をはじめ、「異次元」といっていいほどの改悪をねらう安倍内閣に、私たちは「異次元のたたかい」で対抗を、と呼びかけました。
討論は、情勢、医師問題と職員育成、その他の三テーマで行い、四六本の発言と文書五本を加え、計五一本の発言がありました。
(民医連新聞 第1555号 2013年9月2日)