全国ジャンボリーにおいでなんしょ in長野 潜入!!第35回全国JB実行委員会
第35回民医連全国青年ジャンボリーin長野(JB)が9月7日~9日に長野県白樺湖で開かれます。ジャンボリーって何だ?という人のために編集部は5月 11日~13日に行われた全国実行委員会に潜入!長野JBの特色と実行委員会の様子をリポートします。(矢作史考記者)
5月11日、長野県上田の別所温泉センターには全国実行委員と現地実行委員が37県連から60人集まりました。
全国JBとは民医連の青年職員が作るイベントで、班行動を中心に、学び語り合います。今回は800人規模。ウオークラリーや野外での大交流会の案も出て います。しかし、なんと言っても今年の目玉はフィールドワーク(FW)。「FWには全国のみなさんに知ってほしい長野県のスポットを全部出したつもり。す べてのコースに現地実行委員の思いが詰まっています」と現地事務局長のあいちゃん(JBネーム)。
学習も話し合いも
実行委員たちは準備をすすめながら自らも学びます。実行委員会初日にはFWコースの1つに もなっている長野の満蒙開拓団のDVDを視聴。満蒙開拓団は戦前、日本政府に農業移民団として満州に送り込まれました。ソ連(当時)が侵攻してきた際は日 本軍に置き去りにされ、多くの人が犠牲になりました。長野県からは全国で最多の3万人以上が送り出されました。「歴史の授業では被害を学んできたが加害の 視点は薄いと感じた」「日中関係も歴史から考えたい」「戦争の事実をちゃんと知らなかった」などの感想が出されていました。
運営は運営部と広報部の2チームですすめています。運営部は主にFWや開会・閉会式、交流会の企画運営。広報部はグッズやポスター、ニュースやムービーを作ります。
実行委員会で変わる職員
夜は交流会。実行委員の1人、ごーじゃす(4年目看護師)からはこんな声も。「実行委員会 に参加して、人見知りの自分が変わった。会議で発言できるようになったり、看護以外のスキルも身についています。職場では今は新入職員が来る忙しい時期で すが、会議に送り出してくれる職場にも感謝しています」。
全国事務局長のはなこも訴えます。「青年職員を送り出す事業所は大変だと思います。でも先輩たちには民医連職員として成長していることをぜひ聞いてほし いです。それだけで実行委員は勇気づけられます。JBは全国の仲間の存在が実感でき、仕事の活力にもなっています。JBをきっかけに民医連の活動を理解し てゆく人もいます。各県、各事業所で財政活動にも主体的にとりくんでいます。カンパ活動にはぜひ、協力してほしい」。
■JBin長野のテーマスローガン
まつりんご祭りするしない
おいでなんしょ信州へ
みつけにえべさ
とっておきの出会いだに~☆
(訳)まつりんご祭りしようよ おいでください信州へ 見つけにいこう とっておきの出会いを
FWのコースは9つ
・松代大本営&真田邸コース
・ハンセン病学習&デイキャンプコース
・安曇野ちひろ美術館&大王わさび農場コース
・反貧困講演&そば打ち体験コース
・731部隊&ぶどう狩りコース
・脱原発と自然エネルギーコース
・TPPから私たちの生活を考えるコース
・長野県原村の医療を考えるコース
・満蒙開拓&伊那谷道中コース
民医連60年記念事業 手記と写真を募集
手記テーマ「私と民医連」
字数:2000~2500字
写真テーマ「民医連で輝く働く職員」
◆応募できる人:職員、OB、家族、共同組織
◆締め切り:6月末 詳細は募集要項で
◆問い合わせ先 60周年記念実行委員会
事務局:箱木 E-mail:g-hakogi@min-iren.gr.jp
(民医連新聞 第1549号 2013年6月3日)