歯科部が「社保集会」 参院選目前 運動強めよう
五月一九日、全日本民医連歯科部は社保集会を東京で開き、二三県連から七〇人が参加しました。七月の参院選の重要性を確認しつつ、情勢を学び、歯科分野における社会保障改善運動を大きく前進させる意思統一を行いました。
歯科部の社保活動の方針を江原雅弘部長が提起。口からみえる貧困をまとめた「歯科酷書」づくりや、無低診の成果も振り返りながら、「私たちが声を出し行 動することが、日本の歯科界全体を動かすことに確信を持って学習し、活動にとりくもう」と呼びかけました。
情勢学習では中央社保協の相野谷安孝事務局長が生活保護改悪や、社会保障改革推進法の危険性を解説。「推進法が国会を通ってから、民間保険会社がCMで 公的保険と民間保険の併用をすすめている」と宣伝している例もあげ、公的な医療保険を縮めようという動向を分かりやすく語りました。そして「『保険で良い 歯科医療』は社会保障の原則を守る運動」と話しました。
また、四つの県連から活動報告がありました。北海道は法人内で委員会を作り活動。東京は闘争本部を立ちあげています。兵庫は医科や共同組織と共同で署名 をとりくんだこと、愛知は県の「保険で良い歯科医療を」連絡会と連携したとりくみを報告しました。
また、フロアからも意気込みあふれる発言が続きました。
(民医連新聞 第1549号 2013年6月3日)