「TPP参加ダメ」学び広げよう ―全日本民医連が緊急集会
全日本民医連は四月二〇日、「TPP参加阻止緊急学習交流決起集会」を東京で行い、職員や共同組織から一三〇人が参加しました。
TPP問題に詳しい大妻女子大学の田代洋一教授が講演し、TPPの異常な内容とアメリカの戦略、日本が参加しても利点はないと語りました(3面に要旨)。
また、TPPと医療をめぐって、藤末衛全日本民医連会長が解説。高薬価、混合診療導入や営利企業の医療参入などで、国民皆保険が崩壊にさらされる危険性を強調しました。
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この場では、TPP参加阻止のためのとりくみ強化の行動提起がありました。(1)職員や共同組織でTPP問題を学習し、(2)各地で医師会やJA、生協 などの団体や議員、参院選予定候補者などと懇談し、手をつなぐの二点です。なお、全日本民医連は、全国のすべての病院にTPP参加反対の賛同を募ってお り、反応が返っているところです。
運動交流も行いました。これまでつながりのなかった団体・個人と共同を始めた経験を、長野や京都、宮城や沖縄などが報告。「いのち」をキーワードに地方から幅広い運動を作ろうと決意を固めあいました。
(民医連新聞 第1547号 2013年5月6日)