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民医連新聞

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140人全員集合!仲間が大事 民医連 新入医師オリテ

 全日本民医連新入医師オリエンテーションが四月一二~一三日に東京で行われ、四月から研修を開始した一四〇人の研修医が参加。福井大学医学部教授 の寺澤秀一さんの講演や先輩医師のメッセージ、交流会、二〇班に分かれての小グループ討論で交流を深め、今後の決意を固めました。
 寺澤教授は日本のER型救急医の草分けで、総合診療医としても有名。『研修医当直御法度』(三輪書店)の著書もあり、後進の育成に力を入れています。
 「専門医に比べ、総合診療医のアイデンティティーがはっきりしない」との会場からの質問に対し、「早く認められたいと焦らないこと。総合臨床能力を身に つけていくうちに、必ず自分の強みが見つかります」とアドバイス。
 研修医生活への不安については、「あまり硬く考えない方がいい。医師は地域、施設、時代に合わせて進化していくもの。出会いで人はどんどん変わる。変化 する自分を想定し、それを受け入れる準備をしてほしい」と呼びかけました。

 先輩医師として、長哲太郎さん(大阪・耳原総合病院、〇九年卒)、野澤信吾さん(東京・立川相互病院、一〇年卒)、宇敷萌さん(群馬・北毛病院、一一年卒)が報告。
 研修医時代の失敗談や辛い思い出を振り返りながら、三人とも「初期研修を乗り切るには仲間が大事」と訴えました。「中途半端なところで、時間が経過する のを我慢することも心構えとして大切」と長さん。「ミッションとビジョンの両立を。イベントや会議も大事にしよう」と野澤さん。宇敷さんは「一人の患者さ んに丁寧に接することで、見えてくることがたくさんあります」と話しました。

(民医連新聞 第1547号 2013年5月6日)

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