「STOP!生活保護基準引き下げ」アクションが抗議行動とデモ
「STOP!生活保護基準引き下げ」アクションは三月六日、厚労省前抗議アクションと国会請願デモを行い、二四〇人の当事者や支援者らが集まりました。
これまで同アクションでは二度の院内集会を開き、政府が行おうとしている生活保護基準の引き下げの問題点を訴えてきました。引き下げを含む予算案が、国 会審議にかかろうとする中、「直接思いを届けよう」と企画。厚生労働省前で集会後、国会へ。「子どものいる世帯から下げるなんてとんでもない」「貧困の連 鎖を助長するな」などとコールしながら歩きました。
この場には今月二日に「まともな暮らしの保障を求める一〇〇〇人集会」を成功させた北海道の代表団六人も。札幌市で生活保護を受給しながら二人を子育て 中のシングルマザー須藤英未さんは、出産後わずか一カ月で福祉事務所から強い就労指導を受け、運動に参加するように。「低所得者は生きていてはダメ、とで もいうような空気が生まれています」と怒ります。
アクションの呼びかけ人、宇都宮健児さんは「困窮した国民を守るのが政治家ではないか。国会の中でも頑張って」と、請願デモを迎えた共産党・社民党の国 会議員らに訴えました。
(民医連新聞 第1544号 2013年3月18日)