沖縄10万人でオスプレイ拒否
九月九日、「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」が宜野湾海浜公園で開かれ、約一〇万一〇〇〇人が詰めかけました。同時開催の石垣市、宮古島市の会 場と合わせ約一〇万三〇〇〇人。基地問題の県民大会では本土復帰後最大規模です。県議会や町村会、商工会などでつくる実行委員会が主催。「配備拒否」の強 烈な民意を示しました。
共同代表の喜納昌春県議会議長が「今日がたたかいの始まり。運動を全国に広げよう」と宣言。普天間基地を抱える宜野湾市の佐喜真淳市長は「安全担保のな い配備は決して認められない」。二〇〇四年に海兵隊ヘリが墜落した沖縄国際大の学生・加治工綾美さんが「力をあわせて平和な町に。この空に軍用機を飛ばす のを許さない」と発言すると大きな拍手が。
参加者は、手作りの旗やポスターなどで思いを表現していました。県外からの人も多く、山形民医連の向後さんは「山形でも小学校の上を飛ぶ。他人ごとでは ない」。宮崎医療生協入職二年目の當間さんは沖縄出身。「基地は当たり前でしたが県外に出て配備反対に変わった。県民の声を無視しないでほしい」と語りま した。
大会では、オスプレイ強行配備を直ちに撤回すると同時に米軍普天間基地の閉鎖・撤去を強く求める決議を採択しました。(傳田徹・全日本民医連事務局)
(民医連新聞 第1533号 2012年10月1日)