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民医連新聞

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若者は組合をめざす ひとりで入れるけど、ヒトリにならない 首都圏青年ユニオン専従日記(12)~福島の若者たちとつながる~ 文 山田真吾

  私が首都圏青年ユニオンに出会ったきっかけは「全国青年大集会2005」に参加したことでした。あれから7年。今では集会事務局の一員として活動していま す。昨年10月23日に東京・明治公園で開いた「全国青年大集会2011」には全国から4800人の若者が集まりました。スローガンは「『震災だから』 じゃすまされない!まともな仕事と人間らしい生活を!」でした。
 大集会では、宮城県で非正規切りされたソニー・仙台の労働者たち、高い学費に苦しむ大学生が実態を訴えました。韓国青年ユニオンとアメリカのUE(アメ リカ電気・無線・機械労働組合)が来日し、日韓米の若者の実態も交流する集会となりました。
 昨年は東日本大震災と福島第1原発事故がありました。震災被災者、原発避難者ともに厳しい状況である上に、震災を口実にした「内定切り」や「非正規切 り」も相次いでいます。年度末に首都圏青年ユニオンへ相談に来た方は「被災者と比べれば自分の雇い止め問題なんて小さなもの」と言いました。しかし、抱え ている悩みを大小で比較するより、両者に共通するものを見出し、お互いをより良い方向に変えていくことが大切だと考えます。
 今年は「全国青年大集会」を各地で開催することを打ち出し、11月4日に福島県で開催します。開催については、喧々諤々の議論をしましたが、現地実行委 員会から「全国の人に福島の実態を知ってもらいたい」「福島を風化させたくない」などの意見が出て、開催を決めました。震災や原発事故について考えること は様々あるので、皆さんにもぜひ参加していただきたい。青年の実態、福島の実態を交流します。

「モヤモヤふっとばしまスカッ!!(怒りの)福島青年大集会~福島で考える日本の今とこれから~」
11月4日(日) 福島市町なかひろば (JR福島駅周辺)

(民医連新聞 第1532号 2012年9月17日)