「酷書」第2弾 歯科部が発表会見
六月一四日、全日本民医連歯科部は厚生労働省で歯科酷書第二弾の発表記者会見を開きました。
江原雅弘歯科部長が、第二弾の特徴について報告。経済的な事情で受診ができない事例を紹介すると「こういう事例は昔からあったのか?」と質問が。江原部 長は「増えている」と回答。耳原歯科診療所(大阪)の城世津子事務長が「過酷で不規則な労働や経済的困難で、受診を控える状況がある」と紹介しました。
また、「子どもの虫歯は減っているのでは?」という質問も。小崎哲歯科副部長が「子どもの虫歯が減る一方で、重症の子は極端に悪い」と、話しました。
歯科部では、酷書を発表し、口の健康と貧困の関係を広く知らせ、無料低額診療を広めるとともに、歯科分野の公的な医療保障の拡充を政府に求めています。(矢作史考記者)
(民医連新聞 第1527号 2012年7月2日)