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民医連新聞

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“原発ゼロ”とりくみつぎつぎ 原発ゼロをめざす運動全国交流集会

 全日本民医連も参加する「原発をなくす全国連絡会」は五月二六日、東京都内で「原発ゼロをめざす運動全国交流集会」を開きました。「さようなら原発 1000万人アクション」の呼びかけ人でルポライターの鎌田慧(さとし)さんはじめ、原発に反対する多彩なグループからも連帯のエールが。四〇都道府県か ら二四〇人が参加し、原発ゼロに向けた活動を交流しました。
 全労連の小田川義和事務局長が、「“稼働ゼロ”から“原発ゼロ”の日本の実現に向け、七月一六日の『さようなら原発10万人集会』の成功など運動を全国で広げよう」と呼びかけました。
 鎌田さんは、「原発は一般の開発と違い、金とウソで無理やり推進された」と指摘。原子力産業がアメリカの核武装と一体ですすめられてきたことに触れ、 「核武装の野望を捨て、原発を廃炉にしていくこと。これは社会を変えていく運動です」と訴えました。
 首都圏反原発連合や反原発首長連合からも連帯のあいさつがありました。
 全国各地から二五人が発言。参加者の笑いと注目を集めたのは、「デモ割」(デモ参加者への割引)などでも話題になった東京・杉並の脱原発に参加する原田 あきらさん。「ポスターもビラも自由に作ってホームページにアップし、みんなが好きなものを自由に使えるようにした」などと紹介。パパママも参加できるよ うにベビーカーや休憩スペースを用意し、シュプレヒコール車もあればカラオケカーもありのとりくみを語りました。
 「伊方原発も大飯原発と同時期にストレステストを開始し、国会議員が次々現地入りするなど緊迫。県庁包囲行動も予定している」(愛媛民医連)、「玄界原 発の差し止め訴訟に、一六〇人の職員が原告として参加している」(福岡・佐賀民医連)など、民医連の仲間も発言。熊本民医連の原田敏郎さんは、「国策であ る、企業の利益優先で人命軽視、国民に情報を知らせない、という三点で原発事故と水俣病は共通している。福島の人たちが不当な線引きで切り捨てられないよ う、力を合わせよう」と強調しました。
 全日本民医連の長瀬文雄事務局長が「二〇一二年の夏を原発ゼロで乗り切り、私たちの運動が日本を変えたといえる年にしよう」と呼びかけました。

(民医連新聞 第1526号 2012年6月18日)

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