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民医連新聞

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研修病院指定、訪問調査で継続へ 「アンダー3000」問題

 3月29日、医道審議会医師分科会・医師臨床研修部会が、2013年度以降の臨床研修病院の指定についての扱いを発表(「平成25年度以降の臨床研修における対応」)。
 2009年度の制度改正で、基幹型臨床研修病院に「年間の入院患者数が3000人超」などの基準が作られ、民医連をはじめ、中小規模の臨床研修病院の多 くが指定取り消しの危機にさらされていました。しかし【基準を満たさない病院については、個別に訪問調査を行い、適切な指導・管理体制があり、研修医が基 本的な診療能力を修得することができると認められる場合は、基幹型臨床研修病院としての指定を継続する。その際、継続後も訪問調査を行い、適正を確認す る】と改められました。
 民医連では、制度改正以降、研修内容が病院の規模で決まるものではないこと、中小病院での医師養成の優位性、指定取り消しが医療過疎地の医師不足を加速 させる結果につながると指摘し、地域や自治体を巻き込んで運動しながら、今回の訪問調査に臨みました。結果は3月中に各病院に連絡されましたが、民医連は 調査を受けた全病院が「適正」とされました。

■指定継続が確認された民医連加盟病院は、4月6日現在次の通り。また今後、和歌山生協病院など4病院の訪問調査が予定されています。
 汐田総合病院(神奈川)、上戸町病院(長崎)、城北病院(石川※入院3000件超え)、福島生協病院(広島)、宮崎生協病院、徳島健生病院、米の山病院 (福岡)、みどり病院(岐阜)、宇部協立病院(山口)、大分健生病院、津生協病院(三重)、高松平和病院(香川)、千秋病院(愛知)、大田病院(東京※入 院3000件超え)

(民医連新聞 第1522号 2012年4月16日)