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民医連新聞

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全国青年ジャンボリーin宮城 来春開催へ JB

今年九月に宮城で予定していた第三四回民医連全国青年ジャンボリー(以下全国JB)は延期になりました。日程は、二〇一二年三月下旬、開催地は宮城県内。通常の一〇〇〇人規模は縮小します。
 全国JBを所管する全日本民医連職員育成部会では、何より青年の主体性と意思を尊重しよう、と話し合いました。そのためにも全国実行委員が、震災の事実 と復興にとりくむ住民の姿、民医連の連帯と支援活動を学び、顔を合わせて論議してもらいたいと、五月二一~二三日に宮城で第五回全国実行委員会を開きまし た。四三人の実行委員が参加し、津波で職員が亡くなった「なるせの郷」で献花。また、「震災の全体像と民医連の支援活動」「福島原発事故の現局面と民医連 の役割」をテーマに学習を行いました。
 東日本大震災では、開催予定地の宮城の青年職員らが被災直後から救援活動に奮闘。また、全国JB参加費用を全額寄付するといった行動をとった仲間もいま したが、この実行委員会は改めて自分たちにできることを、そして被災した仲間に寄り添うとは何か、を問う機会になりました。
 「予定通り開催したい」「余震や原発事故など不安が残る。中止すべき」「延期」「ボランティアやチャリティーイベントにしては?」などの意見が出まし た。思いも出し尽くし、最終的に全日本民医連理事会が、どんな結論を出しても、実行委委員会として受け止める、と確認しました。
 全日本民医連理事会は、この議論を受け、全国JB成功のために実行委員が重ねてきた活動を尊重し、現地への激励も込め、来春開催の結論を出しました。詳 細は今後実行委員会で検討します。(福澤陽介・職員育成部)

(民医連新聞 第1503号 2011年7月4日)