「トイレの神様」 京都民医連第二中央病院
【京都発】当院の門祐輔院長が看護師らと三月二一日から二七日にかけ、東日本大震災の被災地支援に参加しました。門医師は避難所(体育館)での診察を中心に、夜間当直などの医療支援を行いました。
避難所では換気が不十分で風邪がうつるほか、水道が使えずに手洗いもできずノロウイルスが原因と疑われる胃腸炎が見られていました。門医師は感染対策と して自らトイレ掃除を行い、土足で居室の体育館とトイレを往来していることがノロの原因の一つと突きとめました。換気回数を増やすことや、ウエットティッ シュとアルコール消毒剤、トイレ用スリッパの使用を指導しました。
周りのスタッフからこの掃除をきっかけに「トイレの神様」と呼ばれるようになり、門医師自身もお気に入りです。
医師がトイレ掃除を率先して行ったことをきっかけに、ほかのスタッフも感染症と環境の関係により注意をするようになりました。
(「信和会ブロック東日本大震災支援ニュース」より)
(民医連新聞 第1498号 2011年4月18日)
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