原発避難者が無事出産 埼玉協同病院
【埼玉発】福島第一原発がある大熊町から親類を頼って避難した会田公美子さん(26)が、三月二六日に埼玉協同病院で無事出産することができました。
名前は希美(のぞみ)ちゃん、二八四五グラムでした。「みんなの希望になるように」という思いから名づけられました。
会田さんは「職員から優しくしてもらえてとても良かった。すぐに組合員になりました」と話しました。
また、今後は「家も修理しないと住めない状況。いつ元の場所に戻れるのか」など不安を訴えています。「でもこの子には強く優しい子になってほしい。みん なに守ってもらった命、感謝の気持ちを忘れないで」と希美ちゃんへの願いを話しました。
(「埼玉民医連東日本大震災対策本部ニュース」より)
(民医連新聞 第1498号 2011年4月18日)
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