震災で市に申し入れ 東葛病院
【東京発】四月七日、当院も加盟する流山社保協は流山市に震災復興のための申し入れをしました。参加者は一五人。
申し入れでは、大野義一朗医師が市内に避難してきた被災者の状況を話しました。
「昨夜もいわき市の避難者が心肺停止状態で運ばれ、蘇生のかいなく亡くなった」「市内の避難者の疲れは限界。一日も早く普通の生活ができるように行政にはあらゆる援助の手を差し延べてほしい」。
市は避難者の実体把握ができていないことを明かしながらも「避難所生活が厳しい人のリストを作成し、優先的に住居を提供したい。相談援助もしていく」と答えました。
とりくみを終えた後、同行した日本共産党小田桐仙市議から「社保協のみなさんの奮闘がなければ、ここまで発展した討議にならなかった。ふとん貸し出し、 炊き出しなどを行ってきた実績が、行政を動かし率直な意見交換ができた」と話しました。
(山縣良一、事務)
(民医連新聞 第1498号 2011年4月18日)
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