全日本民医連 介護ウエーブ2011国会行動 12県連から43人が参加
三月九日、全日本民医連は参院議院会館で「介護ウエーブ二〇一一国会行動」を実施しました。一二県連から四三人が参加。介護保険改善を求める請願署名一四万筆を持って衆・参の国会議員(厚生労働委員)七七人を訪問し紹介議員になるよう要請しました。
各県連の参加者は三~五人ずつに分かれて議員要請へ。長野の「ゆいの里」から参加した、原芙美代さんと榊山由恵さん(ともに栄養士)は、緊張した表情で 議員の部屋に行き要請書を手渡しました。国会議員秘書の対応はさまざま。「議員に伝えます」だけで終わる人や「うちの議員も親の介護で苦労した人ですか ら…」と真剣に話を聞いた秘書もいました。
議員要請後の学習決起集会では介護保険制度見直しの動きについて、全日本民医連、林泰則事務局次長が説明。「政府の案として、居宅介護支援のケアプラ ン・予防プランに利用者負担の導入、一定以上所得者や軽者の二割負担など、自己負担の引き上げがある」と述べました。
また、各地のとりくみを交流。長野からは「今回の署名ほど集まるものはない。一人で一〇〇筆集めた人もいる。『介護困難一〇〇事例集』をもとに県と話し 合った。県の係官がふせんをつけて読んでいた」という発言も。神奈川からは介護のやりがい事例集を作った経験のほか、各県連が署名活動や学習会などのとり くみを紹介しました。(矢作史考記者)
(民医連新聞 第1497号 2011年4月4日)