クボタ本社前集会 尼崎医療生協
【兵庫=粕川實則通信員発】二月七日、首都圏建設アスベスト訴訟統一本部と全建総連関西地方協議会が呼びかけ「クボ タ本社前集会」を行いました。各地の建設労働者、大阪・泉南アスベスト訴訟原告団、兵庫・尼崎アスベスト訴訟原告団など二七〇人が「危険性を知りながらア スベストを使い続けたクボタ、放置してきた国は、責任を認めて謝罪せよ」と、怒りの声をあげました。
要請団二〇人はクボタ本社に入り、「すべてのアスベスト被害者の補償と被害根絶を求める要請」を行い、責任を認め被害者への謝罪をただちに行うこと、原 告の生きているうちに早期解決に応じること、補償制度確立に向けて被告企業間協議を行うことの三点を申し入れ。クボタは「お気の毒と思っています」とは言 うものの、申し入れ事項については係争中を理由に、回答を拒みました。
首都圏の原告三八八人のうち、提訴後五〇人が亡くなっており、国は泉南アスベスト訴訟の控訴をとりやめ和解に応じること、加害企業は責任を認めて謝罪・補償することが求められています。
(民医連新聞 第1495号 2011年3月7日)