署名に自治会長も協力 福井民医連
【福井発】県連が呼びかけた後期高齢者医療制度の即時廃止と国保改善署名に、地域の自治会から賛同の輪が広がっています。福井市のある自治会長は「私たち自身の問題ですから」と、自らお願い文をつけて署名用紙を各班に回覧してくれました。
昨年一二月には介護老人保健施設あじさいの佐野誠事務長が、地元の「守(もり)」で介護保険の話をしました。守は古くから伝わる寄り合いで町内会総会に 当たります。集落の皆さんが全員出席の中、「一〇年前は月二九〇〇円だった介護保険料が、五〇〇〇円になろうとしている。これ以上の改悪は許されない。皆 さんと改善のとりくみをすすめたい」と訴え、署名の協力も得ました。福井は保守的な土地柄ですが、二年前から自治会や老人会との連携にとりくんできまし た。社会保障の充実が共通の課題になってきたことを実感しています。
(畑奈緒美、事務)
(民医連新聞 第1494号 2011年2月21日)