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民医連新聞

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ハローワークで相談会 「うつ病で即解雇」など 長崎民医連

【長崎発】一月二四日にハローワークと同じビル内で、第九回健康相談会を開催しました。昨年四月から始め、これまで一〇三人が来場。今回は九人が訪れ、うつ病を理由に昨年末に解雇された人が二人、無保険の人が二人いました。
 三〇代男性はうつ病と診断されてから、わずか二日後に解雇されました。妻が生計をささえていますが、一歳半の子どもがおり、生活不安から不眠が続いてい ます。長崎市内の無料低額診療事業実施機関には精神科がないため、対応がなかなかすすみません。
 二〇代の女性は約一年前にうつ病を発症し、昨年一二月に解雇されました。精神科の治療は中断し、抗うつ剤も残りわずかでした。退職後に国保に加入しまし たが、加入時に「解雇による保険変更」と告げていませんでした。解雇など非自発的失業者は保険料の軽減措置があるため、この制度を紹介しました。
 この日もハローワークには大勢の人が来ていました。雇用保険受給者説明会の会場では、赤ちゃんが泣くたびに廊下に出てくる若いお母さんが「保育所に入れ ないので職を探せない」と話していました。待機児童の解消も大きな課題です。
(山崎倉俊、事務)

(民医連新聞 第1494号 2011年2月21日)