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民医連新聞

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きらり看護・ほっと介護 多彩な行事が魅力の「友の会」 人気は「ちびっ子ドクター」 奈良・土庫こども診療所/下村法子(看護師)

当診療所と共同する健生会友の会は、会員一万世帯をめざしています。当診療所の職員もがんばり、例年一二〇世帯の目標を超過達成してきました。友の会での多彩なとりくみと予防接種の割引が大きな魅力になっています。
 毎年四月のいちご狩りや一二月のクリスマス会の参加者は一〇〇人を超えます。夏休みには小学生対象の「病院探検隊」を開き、昨年は二二人が参加。小学生 は職員手作りの子ども用白衣を着て、「ちびっ子ドクター」、「ちびっ子ナース」に変身。子どもたちの一番人気は手術室の見学で、医師の指導のもと実際に豚 肉を電気メスで切ります。聴診器で心臓の音を聞いたり、顕微鏡で血液を見るコーナーにも興味津々です。
 乳幼児の保護者を対象にした毎月の「ぴよぴよひよこ教室」も会員に喜ばれています。歯磨き指導や小児救急対応、薬の飲ませ方、ベビーマッサージなど、す ぐに子育てに役立つ内容ばかり。会員になると、こうした行事に無料で参加できるほか、インフルエンザワクチンやヒブワクチンが一回一〇〇〇円の割引で接種 できます。
 会員拡大は順調ですが、一方、子どもの成長とともに受診や行事への参加が減ったり、役員のなり手がいないことが悩みです。子どもが小さいために外出が難 しいとか、夫婦共働きで時間的な余裕がないことが影響しています。
 解決の難しい課題ですが、友の会の目的「かかりやすい診療所づくり、子どもたちが安心して暮らせるまちづくり」の実現に向け、今後も患者や会員同士、職 員との交流を図り、子育て支援を企画していきたいと思います。

(民医連新聞 第1491号 2011年1月3日)