自主研究会 代表者会議ひらく
8月7日、標記の会議を全日本民医連の医療部と医師部の合同で開催し、9つの自主研究会の代表や産婦人科医療委員会・精神医療委員会の委員長など27人 が参加しました。今回の開催目的は、貧困・健康格差と超高齢社会に立ち向かう民医連の医療実践、それを担う医師の確保と養成を一体的にすすめること、とり わけ総合医の養成とともに、専門医・指導医の育成の課題について検討することです。
各研究会から報告を受けたあと、(1)民医連の専門医が何を大事にすべきか、(2)民医連らしい学術活動の活性化、(3)医師養成での専門医取得や施設 認定の問題、について意見交換しました。その中で、「専門医の養成は、認定施設をどこにし、何人養成するかなど、民医連として戦略的に計画をもつことが必 要では」「テクニックにこだわらなくても、療養指導などで民医連らしさを発揮できるのでは。特殊なスキルだけが専門性ではない」「DPC病院や基幹型臨研 病院では外科系の専門技術が欠かせない」など、さまざまな意見が出されました。
閉会にあたり松本久副会長は、「この議論を通じて医師集団が元気になるような活動をめざしたい。各研究会に研修医が参加していけるようなしくみづくりについて検討したい」と語りました。
(民医連新聞 第1483号 2010年9月6日)