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民医連新聞

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医系学生など対象に医療連続講座 東京・東葛病院

 東京の東葛病院ではこの夏、医系学生や職員を対象とした医療連続講座を行っています。第2回は8月4日、理学療法士の加川豊さんによる「リハビリ期間制限問題」の講演でした。医学生、リハ学生を中心に、職員、友の会会員など約20人が集まりました。
 2006年に始まったリハビリ期間制限により通院する回数が激減し、リハビリ患者会「あゆみの会」は解散に追い込まれました。加川さんは、かつて頸椎損 傷で寝たきりだった患者さんが、3年に及ぶリハビリで外出できるようになり、ラグビーを見に行くまで回復した事例を紹介。「180日の日数制限によって、 このような息の長いリハビリができなくなった。その結果、回復途中で中断し、再び機能が低下、またリハビリに通っては中断、という悪循環を繰り返してい る」と指摘。学生たちに「アンテナを高く張り、患者さんとともにたたかってほしい」とエールを送りました。
 学生から「知らなかったことを知った。具体的なことがわかった」との感想も寄せられました。

(民医連新聞 第1482号 2010年8月16日)