熱中症対策を要請 健友会
【東京発】猛暑が続く中で、高齢者を中心に、とくに屋内での熱中症死亡事例が起きています。
報道では、東京都監察医務院が「一人暮らしの高齢者が自宅で倒れ、病院に搬送されずに亡くなるケースが多い」と指摘しており、エアコンがあるのに使用せず、亡くなった例も目立つといいます。
健友会は、中野区に在宅高齢者などへの熱中症対策を求める緊急要請書を提出しました。内容は、熱中症予防の広報の強化、独居高齢者・老老世帯、野宿生活 者から要望を聞くこと、などです。さらに「危険度の高い独居高齢者」への対策として、訪問しての安否確認や室温測定・冷房機器の有無など生活状況の把握、 低所得者への冷房機器購入などの支援とともに、医療機関などと連携して、情報把握、相談活動をすすめるよう、求めました。
(塚本晴彦、事務)
(民医連新聞 第1482号 2010年8月16日)
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