将来は平和の杜(もり)に 老健 はやしの杜
【長野発】五月三日、「広島被爆アオギリ二世」の植樹式を行い、利用者・職員・杜の会(社会福祉法人に対応する共同組織)など約一〇〇人が参加しました。
当施設の庭に植樹した「アオギリ二世」は、事務長の北沢幸保さんが広島共立病院の医師・青木克明さんに送ってもらった種子を自宅の庭で育てたものです。
青木医師と北沢さんは長野県民医連の健和会病院で一〇数年前にともに働いた間柄です。
北沢さんはアオギリの種子を「平和を愛する心」「命あるものを大切にする心」を後世に継承する平和へのシンボルツリーにすることを構想しました。
青い空の下の式典では、利用者代表が戦争体験を語り、友の会有志の「うたごえ」に合わせて参加者全員で歌いました。
植樹した広い庭には今後、平和に関係した花木を植えて、将来は「平和の杜」と呼ばれるようにしたいとの構想も発表されました。式典のあとは広島から駆け つけた青木医師の「広島から非核・平和の願い」と題する平和記念講演会があり、約六〇人が参加しました。
(「飯伊民医連だより」から)
(民医連新聞 第1481号 2010年8月2日)