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民医連新聞

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医学生・看学生が高齢者訪問 千鳥橋病院

【福岡発】六月二五日、医学生、看護学生ら一二人が参加し、職員とともに高齢者実態調査のため、地域を訪問しました。
 学生と職員が四人ひと組になり、六チームで千鳥橋病院周辺の高齢者のお宅へ。約一時間半で一〇軒を訪問しました。
 高齢者や家族から、「介護のため、体力的精神的負荷が大きい」「訪問看護や往診などのサービスを利用して助かっている」「今の介護保険制度や後期高齢者医療制度では安心した生活を送れない」など、切実な声を聞きました。
 「生の意見を聞けてよかったです。高齢者は生活を限界まで切り詰めることに慣れてしまっていると思いました」(医学生)、「世帯によって格差があること を知ってショックでした」(看学生)、「もっと国が高齢者のことを考えていくべきだと思いました。今でもギリギリなのに、これ以上税金を上げたら、もっと 苦しくなり生きていくことができなくなります」(看学生)などの感想が寄せられました。学生たちが、自分たちの目で見て、直接声を聞き、「医療者として何 ができるか」を考えるきっかけとなりました。
(松尾春菜、事務)

(民医連新聞 第1480号 2010年7月19日)