困難事例集が9号に 北海道民医連
【北海道発】当県連は、この春とりくんだ受療権を守る訪問行動や日常の医療、介護活動から明らかになった実態を「事例集9」にまとめました。
事例集には「収入不安定、保険証がなく受診をがまん、二八日後に亡くなった四五歳男性」「仕事が減り一家の月収は五万円、死にたいと考えてきた中断患 者」「無保険で、生活保護の相談中に倒れ、救急車で運ばれた五八歳女性」「骨折した右腕を抱え、急病センターまで五キロ歩いた一三歳の子と親」など一七事 例を収録。いずれも深刻です。
また「北海道民医連新聞」が六月一六~一九日、北海道勤医協の北区ぽぷらクリニック、札幌病院、苫小牧病院の協力で、外来患者一〇〇人に行ったアンケー ト調査結果も載せています。そこでは、医療費患者負担を「もう少し下げてほしい」と答えた人は五三%。消費税増税については「反対」「どちらかといえば反 対」をあわせると六七%でした。
(沢野天(たかし)・事務)
(民医連新聞 第1480号 2010年7月19日)
- 記事関連ワード
- 介護